住宅ローンの「借り換え」とは、現在借りている住宅ローンより金利の低い住宅ローンを新たに借りて、元の住宅ローンを一括返済することをいいます。借り換えをすることによって、毎月の返済額を軽減するために行います。しかし、新しいローンを組むことと同じ意味をもちますので、最初に住宅ローンを契約した時と同様に諸経費がどうしても発生してきてしまいます。ローン契約書・印紙代・保証料・事務手数料・登記費用等が必要になってくるので、これらのコストも含めて、借り換えの効果があるかどうかをチェックすることが必要となってくるのです。住宅ローンの借り換えは金利差があればあるほど、残り期間が長ければ長いほど、残金が多ければ多いほど毎月の返済額を軽減する効果が大きくなります。一般的には金利差が1%、返済期間が10年、ローンの残高が500万円以上の場合に住宅ローンの借り換えを考慮します。
メリット ・今までの金利より低い金利のものに借換えることにより、支払利息を軽減できます。
デメリット ・手続きは、新しいローンを組むことと同様なので、諸経費がかかってしまいます。
・公的融資やフラット35は借り換えでは利用できません。
・固定金利型から変動金利型、固定金利選択型に借り換えた場合、金利上昇リスクを負うことになります。

当面の金利が低くなるからということで、固定金利型から変動金利型、または固定金利選択型に借り換えた場合は、将来の金利上昇リスクを負うことになるため、現在の返済額だけを考えるのではなく、トータルで利息軽減効果が出るかどうかという確認も必要です。不動産価格が非常に高騰したバブル期に購入した不動産は、現在担保価値が下落している場合がほとんどです。そのため、借り換え時には購入時より低く評価されることになります。したがって、現在の借入金残高より、担保評価額の方が少ないというケースが考えられます。このような担保割れを起こしている不動産の場合、従来は、借り換えが難しいとされていましたが、現在は収入基準を満たし、且つ返済能力があれば、物件が担保割れをしていても、借り換え融資を承認してくれる金融機関が増えています。まずは金融機関の窓口で相談してみるとよいでしょう。
・借り換え先のローンを5年未満の固定金利で検討している方

・現在、長期固定金利3%台で借りている方
・数年後に退職金などまとまったお金が入る予定があり、ローンが一括返済できそうな方

ただし、このような条件にあてはまる方も、借り換えは必ず損というわけではありません。検討してみる価値は十分にあるでしょう。
どの住宅ローンでも、必ずしも借り換えができるわけではないので、できないケースとはどんなものかを知っておきましょう。

・公的ローンへの借り換えはできません。
・民間でも、同じ金融機関内で1つの住宅ローンから別の住宅ローンへの借り換えができないことがあります。
・担保評価もその時点で行われるため、担保割れしている場合には借り換えできない場合があるので注意しましょう。
・過去1年間の支払いに延滞がある場合も借り換えできません。

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